システム制限
Cloud Functionsには、基本的に以下のようなシステム制限があります。
Betaであった実行制限は殆ど除外されており、現在は各Namespaceを基準に同時実行可能な数に対する制限のみが残っています。それは、無駄に多いリソースを利用することを制限し、性能を保障するために必要です。
レスポンスの結果として、Too many concurrent requests in flight()
のような形式のレスポンスを受けると、管理者にお問い合わせいただければ、利用可能なconcurrent数を引き上げることができます。
アクション
Limit | Unit | Default | Description |
---|---|---|---|
timeout | milliseconds | 60000 | アクションの実行可能な最大時間、この時間を超過すると強制終了される |
memory | MB | 256 | アクションコンテナーに割り当てられるメモリサイズ |
logs | MB | 1 | アクションの出力可能なstdout の最大サイズ |
concurrent | number | 100 | namespace別に同時実行可能なアクション数 |
codeSize | MB | 38 | 圧縮ファイルやcodeサイズは約38 MB |
parameters | MB | 1 | パラメータの最大サイズ |
result | MB | 1 | アクションの返還可能な結果の最大サイズ |
timeout
アクションの実行可能な最大時間で、この時間より長く動作されるアクションは強制終了される。
- 単位:ミリ秒
- 基本値:60000(60秒)
- 設定可能範囲:500~300000
- アクション作成の際に設定可能
memory
アクションコンテナーに割り当てられるメモリサイズ。
- 単位:MB
- 基本値:256
- 設定可能範囲:128~512
- アクション作成の際に設定可能
logs(MB)
アクションの作成可能なstdout
の最大サイズ。この値より多くの量のログが出力されると、追加のログは捨てられ、最後の行に warning
が追加される。
- 単位:MB
- 基本値:1
concurrent
namespace別に同時実行可能なアクション数。
- 基本値:100
- 特定の時点で同時に動作可能なアクションコンテナーの数
- 多大な使用量が必要な場合には、お客様センターを通じて増加可能
codeSize (MB)
コードの最大サイズ。
- 単位:MB
- 固定値:38
- ユーザーが修正不可
- Base64 encodingの問題により、実際に対応可能なサイズは、現在38MB程度でアップロード可能。今後50MB以上に増やす計画。
parameters
アクションやトリガーに転送可能なパラメータの最大サイズ。
- 単位:MB
- 固定値:1
- ユーザーが修正不可
result
アクションの返還可能な結果値の最大サイズ。
- 単位:MB
- 固定値:1
- ユーザーが修正不可
アクションコンテナーのmax open files ulimit値
アクションコンテナーが開ける最大のファイル数(hard and soft limits)。docker run
コマンドの実行時に--ulimit nofile=1024:1024
に転送される。
- 固定値:
1024:1024
- ユーザーが修正不可
- 参考:Dockerの公式文書
アクションコンテナーのmax process ulimit値
アクションコンテナーが作れる最大のプロセス数。docker run
コマンドの実行時に--pids-limit 1024
に転送される。
固定値:1024
ユーザーが修正不可
参考:Dockerの公式文書
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