エンコーダ送出ガイド
エンコーダ設定
放送機器を活用してLiveストリーミング(Streaming)を行うことができます。よく使う汎用エンコーダについては次のガイドをご参考ください。
FMLEエンコーダ
- FMLEエンコーダ(Encoder)のソフトウエアをダウンロードします。
RTMPストリーミングオプションを次のように設定します。
FMLEエンコーダinput URL setting
- FMS URL: Live Stationのストリーム情報の
URL
を入力します。 - Stream: Live Stationのストリーム情報の
ストリームキー
を入力します。
① Format: Only H.264(not VP6)
Frame Rate: 29.97fps
Input Size: Highest Size② Bit & Size: Fix rate & Size
③ Format: AAC
Channels: Stereo
Simple rate: 44100 Hz
Bit Rate: 192kbps- FMS URL: Live Stationのストリーム情報の
Wirecastエンコーダ
- Wirecastエンコーダのソフトウエアをダウンロードします。
RTMPストリーミングオプションを次のように設定します。
ストリーミングURLを入力します。
- アドレス: Live Stationのストリーム情報の
URL
を入力します。 ストリーム: Live Stationのストリーム情報の
ストリームキー
を入力します。① ニュープリセット設定
② ID/PWを入力
- アドレス: Live Stationのストリーム情報の
ニュープリセット設定
X264オプションに次の内容をコピーして入力します。
8x8dct=1 aq-mode=2 b-adapt=2 bframes=3 direct=auto keyint=150 me=umh merange=24 min-keyint=auto mixed-refs=1 partitions=i4 x4,p8x8,b8x8 profile=main rc-lookahead=60 ref=3 scenecut=40 subme=7 threads=0 trellis=1 weightb=1 weightp=2 ratetol=0.1 debloc k=1:0 qcomp=0.1 qpmax=69 qpmin=3 qpstep=4 vbv-bufsize=2000 vbv-maxrate=1800
Liveストリーミングを開始します。
RTMPソースを送出する場合、① Streamボタンをクリックします。 個人のローカル(Local)パソコンに現在の放送をレコーディングする場合、② レコーディングボタンをクリックします。
① Stream送出
② レコーディング開始/停止
OBSエンコーダ
OBSエンコーダのソフトウエアをダウンロードします。
RTMPストリーミングオプションを次のように設定します。
- URL: Live Stationのストリーム情報の
URL
を入力します。 Stream Key: Live Stationのストリーム情報の
ストリームキー
を入力します。RTMPの詳しい設定
Rate Controlの基本オプションはCBRです。ただし、LEDを放送で使用したり華やかな照明のある放送の場合、‘VBR’オプションをお勧めします。
X264オプションに次の内容をコピーして入力します。
8x8dct=1 aq-mode=2 b-adapt=2 bframes=3 direct=auto keyint=150 me=umh merange=24 min-keyint=auto mixed-refs=1 partitions=i4 x4,p8x8,b8x8 profile=main rc-lookahead=60 ref=3 scenecut=40 subme=7 threads=0 trellis=1 weightb=1 weightp=2 ratetol=0.1 debloc k=1:0 qcomp=0.1 qpmax=69 qpmin=3 qpstep=4 vbv-bufsize=2000 vbv-maxrate=1800
FPS設定
- URL: Live Stationのストリーム情報の
Liveストリーミングを開始します。
Prism Live Studio
Prism Live Studioを利用してパソコン/モバイルで映像を自由に送出できます。
本ガイドではNAVERクラウドプラットフォームのLive Stationへ送出するための基本的なガイドのみを提供しており、Prism Live Studioで提供する機能の詳細については次のパスより確認できます。
Prism Live Studio パソコンバージョン
- Prism Live Studioのソフトウエアをダウンロードします。
Prism Live Studioプログラムを実行します。
Live Stationへ映像を送出するためにRTMPストリーミングオプションを設定します。
チャンネル設定 > チャンネルの追加 > 放送プラットフォーム接続 > RTMPの手動入力を選択
Live Stationへ映像を送出するためにRTMP URLを入力します。
- ① チャンネル名: Prism Live Studio内のチャンネル名はLive Stationのチャンネル名と関係ありません。Prism Live Studio内で使用するチャンネル名を入力してください。
- ② URL: Live Stationのストリーム情報の
URL
を入力します。 - ③ ストリームキー: Live Stationのストリーム情報の
ストリームキー
を入力します。
チャンネルの選択
- 3-2で登録したチャンネル名を選択します。チャンネルを選択しないと、映像は送出されません。
Liveストリーミングを開始します。
Live Stationに映像が正常に送出されると、Go LiveボタンがFinishボタンに変更され、プレーヤーの上段にLIVEタグが表示されます。
送出中の映像をLive Stationでモニタリングできます。 Live Stationコンソール内のモニタリングタブで送出の映像を確認できます。
放送終了
Liveストリーミングを中断したい場合は次の内容をご参考ください。
- ① Finishボタンをクリック
② ライブ終了確認ボタンをクリック
ご参考
① Prsim Live Studioの送出の画質は基本的に720pに設定されています。
- 送出の画質を低くしたい場合は、上段の画質を選択をクリックすると画質を変更できます。
② Prism Live Studio内で現在の送出の状態が良好であるかどうかを確認できます。
Prism Live Studio モバイルバージョン
Prism Live Studioアプリをダウンロードします。
Prism Live Studioアプリを実行します。
Live Stationへ映像を送出するためにRTMPストリーミングオプションを設定します。
- ① チャンネル設定 > チャンネルの追加を選択
- ② 放送プラットフォーム接続 > RTMPの手動入力を選択
③ Live Stationへ映像を送出するために①で登録したチャンネル名とLive Stationのストリーム情報内の
URL
を入力します。- ストリーム名: Prism Live Studio内のストリーム名はLive Stationのストリーム名と関係ありません。Prism Live Studio内で使用するストリーム名を入力してください。
- ストリームURL: Live Stationのストリーム情報の
URL
を入力します。 - ストリームキー: Live Stationのストリーム情報の
ストリームキー
を入力します。
Liveストリーミングの開始および終了
- ① 3-1で登録したチャンネル名を選択した後、Go Liveボタンをクリックすると映像が始まります。この際、3-1のチャンネルを選択しないと映像は送出されません。
- ② Live Stationに映像が正常に送出されると、Go LiveボタンがFinishボタンに変更され、プレーヤーの上段にLIVEタグが表示されます。
- ③ 送出中の映像を中断したい場合は上段のEndボタンをクリックします。Liveストリーミングの送出が終了します。
お勧めの送出オプション
最も基本的なお勧めの送出オプションです。Live Stationのコンソールにおけるチャンネルの作成 - 画質設定の選択の際に該当のオプションを参照し、送出を行ってください。
Quality | Resolution | Video Bitrate | Video codec | FPS | KeyFrame Interval | H.264 Profile | AudioBitrate | Audio codec |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
360p | 640 x 360 | 800 ~ 1500kbps | H.264 | 29.97 ~ 30 fps | 1 second | Baseline | 128kbps | AAC |
720p | 1280 x 720 | 2000kbps | H.264 | 29.97 ~ 30fps | 1 second | Main | 192kbps | AAC |
1080p | 1920 x 1080 | 5000kbps | H.264 | 60 fps | 1 second | High | 192kbps | AAC |
安定的なライブを行うためのポイント
ライブを成功裏に行うために、ユーザーは放送開始の前に次のような内容を必ず確認しなければなりません。
ネットワークの品質
メールの確認やウェブページのローディングの際に問題がなくてもライブストリーミングを行うには適合していないインターネット環境である可能性があります。
ライブに使うインターネットは他の人と共有しない専用回線を使用することをお勧めします。
ライブを行うだけの充分なアップロード帯域幅なのかを確認するためにspeedtest.netのようなツールを使って確認してください。Wifiの使用
Wifiあるいはテザリング接続を利用して送出した場合、送出の品質が不安定になる可能性があり、Frame Dropが発生しやすいです。
特にテザリングを利用した送出環境の場合、モバイル(3G/LTE)ネットワークの環境は保障できないので、できる限り有線ランの環境(Hardwired Ethernet)で送出することをお勧めします。帯域幅
放送の前に放送を行う場所でネットワークのアップロードの帯域幅を確認しなければなりません。
アップロードの帯域幅は計画した放送送出のビットレートの2倍を超えてはなりません。
例: 720p画質の放送を行う場合、最小の測定アップロード速度は8mbpsでなければなりません。
送出の間にバッファリング、送出が切れる現象、接続が切れる現象などが頻繁に発生するなら、ビットレートと解像度を低くして送出することをお勧めします。CPUの使用量
エンコーダで使われるcpuの使用量はエンコーダの設定によって調節できます。
Hdレベルのライブを行う場合、高いビットレートを使うので、エンコーディングとキャプチャのために非常に多くのCPUリソースを使用します。
送出中の映像がよく切れたりバッファが発生する場合は、エンコーダでフレームを落としたり期待していたFrame rateより低くしてエンコーディングを再開します。
inputソースの解像度を減らしたりoutputの解像度あるいはビットレートを減らすことで問題が解決する可能性があります。キーフレームの間隔
キーフレーム(Keyframe)の値が大きい場合、エンコーディングの要素およびイメージの品質が最適でない可能性があります。
いくつかのエンコーダにおける基本設定はお勧めのオプションと異なることもあり得ますが、最適の品質のためにお勧めの送出オプションをご参考ください。
いくつかのエンコーダは“Auto Keyframe Interval”あるいは“Scene change Detect”のようなオプションを設定できます。このようなオプションを使用した場合、送出の際にキーフレームが変わりやすいので、使用しないことをお勧めします。不規則なキーフレームの間隔で送出された場合、映像品質の低下、バッファリングなど、他の送出品質関連の問題が発生する可能性があります。