ご利用の前に
Q. 初期化作業が必要な理由は何ですか?
- Linuxとは異なり、WindowsのマイサーバイメージはWindowsのSIDとワクチンのGUIDを初期化した後、作らなければなりません。初期化しないと、次のような問題が発生します。
- WindowsのSIDを初期化しないと、SIDが重複して作られ、Active Directory構成の際に該当のサーバを正常に使えなくなります。(ただし、一般的な単独サーバとして使用する場合はSIDの重複による問題は発生しません。)
- ワクチンのGUIDを初期化しないと、GUIDが重複して作られ、ワクチンが正常に動作しません。(ウイルスパターンのアップデートなど)
- そのため、NAVERクラウドプラットフォームではSID, GUIDを初期化するInitialization Toolを提供しています。Initialization Toolを利用して初期化作業を行ってください。
- Sysprepを実行したVMのMS-SQL, 'Windows認証'エラーが発生します。
- 従って、Microsoft SQL Serverの初期化作業が必要です。
Q. Initialization Tool使用における注意事項
- オペレーティングシステムはWindows Server 2008 64-bit(32-bitはサポートしていない), Windows Server 2012, Windows Server 2016をサポートします。
- Initialization Toolはハングルと英語の2種類のバージョンが提供されるので、用途に合わせて使ってください。
- 管理者権限で実行しなければなりません。管理者権限で実行するためには実行ファイルを選択した後、マウスを右クリックすると現れる‘管理者権限で実行’を選択します。
- 初期化プロセスの中でデスクトップ画面にあるデータは削除されるので、まずバックアップすることをお勧めします。
- 初期化プロセスの最後の段階でサーバが自動で再起動(reboot)します。Windowsで実行中のサービスが中止され、再起動する数分から数十分の間、リモートデスクトップアクセスが切れるので、ご注意ください。
Initialization Tool使用ガイド
Initialization Toolを使って初期化するプロセスは次の通りです。 本ガイドはWindows Server 2012 R2ハングルを基準に作成されました。
① Initialization Toolを実行し、用途、使用方法、機能、注意事項を確認した後、‘y’を入力して初期化作業を始めます。
② 初期化プロセスの最後の段階でサーバが自動で再起動(reboot)するという内容を確認します。
③ 初期化作業が始まり、一般化フェーズSysprepプラグインを処理しているというメッセージが表示されます。作業が完了すると、リモートデスクトップアクセスが切れてサーバは自動で再起動します。(再起動には数分から数十分がかかる可能性があります。)
④ 初期化作業が完了したというメッセージを確認します。
⑤ ‘y’を入力してサーバを終了します。
- ‘N’を入力すると、サーバは終了されず、最初の段階に移動します。
ご参考
初期化の前にユーザーのオペレーティングシステムを確認しなければなりません。Windows Server 2008, Windows Server 2012, Windows Server 2016以外の環境では初期化ツールを実行した後、サポートしていないというメッセージが出力されます。
管理者アカウントでまたは管理者権限で実行しなければなりません。一般アカウントで実行したり管理者権限でない場合は管理者権限を要求します。次のような画面が表示されたら、管理者パスワードを入力して実行してください。