概要
"VMware on Ncloud"はVMware社のソリューションを利用しています。
VMware on Ncloudサービスは顧客にVMware 基盤のバーチャルデータセンターを提供するサービスです。お客様は事前に割り当てられたVDC(Virtual Data Center) 内で論理的に隔離されたバーチャルのネットワークスペースで自由にVMをご利用できます。また、VMwareのNSXソリューションを通じてLB(Load Balancer), Firewall, IPSec VPNなどをNFV(Network Function Virtualization) の形で利用できます。
多様なOSをテンプレートの形で提供します。これを通じて簡単で迅速に必要なVMを生成できます。お客様は既に保有しているVMwareイメージがあれば、 Importして簡単にクラウドに転換できます。
利用方法は以下の通りです。
① 会員登録
② サービスご利用の申込み
③ バーチャルデータセンターの生成及びリソースの割り当て
④ バーチャルデータセンターのリソースを設定
⑤ バーチャルデータセンターのパブリックIPを設定
⑥ VMware専用コンソールへアクセス
Step 1. 会員登録
NAVERクラウドプラットフォームポータルで会員登録を進めます。
Step 2. サービスご利用の申込み
NAVERクラウドプラットフォームコンソールへアクセスすると[Hybrid & Private Cloud] メニューの下段に[VMware on Ncloud] メニューがあります。
[VDCの生成] ボタンをクリックすると生成画面に移動できます。
Step 3. バーチャルデータセンターの生成及びリソースの割り当て
合計4段階で生成過程が行われます。
① まず、バーチャルデータセンターの名前とこれを管理するための管理者アカウント情報を入力します。
② 次に、バーチャルデータセンターに割り当てるリソースを入力します。
リソースは大きくサーバ、ストレージとネットワークリソースに分類できます。
- サーバ、ストレージ: vCPUとメモリーは最小10個から入力でき、ブロックストレージはSSD 100GBが最小の値です。
- ネットワーク: NSX Edgeはバーチャルデータセンターのネットワークゲートウェイでありながら NFV(Network Function Virtualization)をサポートする装置です。サイズは小型、中型、大型に分けられます。HAの可否を選択すると可用性が増大して効果があります。
- HA選択の際NSX Edgeの利用料金は2倍になりますのでご利用にご注意ください。
③ その他ソリューションの選択段階では VMwareのモニタリングツールであるvRealize Operationと分散ファイウォール機能を提供します。一度使用を選択すると未使用には転換できませんのでご利用にご注意ください。また、当該バーチャルデータセンターで使用するMSライセンスを申込むことができます。使用量基盤ではなく、割り当て量に基づきますのでライセンスの個数入力の際はご注意ください。
④ 最終的に事前に計画したリソースの量と入力したリソースの数量に差がないかチェックして計画通りに入力されたら[生成] ボタンをクリックして生成を始めます。
Step 4. バーチャルデータセンターリソースの設定
CPU/メモリーの数量とストレージの割り当て量、ネットワーク設定を通じてNSX Edgeの規模、パブリックIPの個数、最後にその他ソリューションの設定に分けられます。
リソースの増減が必要な場合はまたは、管理者パスワードの変更が必要な場合[設定]メニューから変更してください。
Step 5. バーチャルデータセンターのパブリックIPの設定
パブリックIPは設定メニューで追加申込み及び削除が可能です。最初の NSX Edgeで使用するパブリックIPが基本で割り当てられています。外部通信のためパブリックIPが必要な場合は、必要なパブリックIPの個数を入力して[パブリックIPを追加]ボタンをクリックするとパブリックIPが割り当てられます。
Step 6. VMware 専用コンソールへアクセス
これまでVMwareベースのバーチャルデータセンターを生成してリソースを割り当てる利用申込み過程を進めました。画面上段の[コンソール]ボタンを利用して VMwareの専用コンソールに接続してください。VMware専用コンソールにアクセス後の利用方法は VMware専用コンソールアクセスガイドをご参照ください。